かめむし事件

それは、聞くも恐怖、語るも恐怖のできごとでした・・・。。(笑えますのでご安心を)

ええ、あれは、私がみんなより少しおそめの夕食をとりはじめたときのことでした。
私は家族と違う番組がみたかったので、別室で食べ始めたのです。
両親がおやつしながらテレビを見ているところに、あのこがきたんです・・・。そう、フェイフェイが・・・。
フェイにいつものように声をかけた両親、母はフェイをだっこしたそうなんです。
フェイはよく涙をためていて、そのときもためていたので母がティッシュでふいたんです。
そのときでした、フェイの様子がおかしいことに母がきがついたのは・・・。
フェイの涙はふいてもまたでて、顔はなんだか口が開いちゃったようなうつろなような表情をしていたそうです。
「フェイお前どうしたの？？」と母がだっこしながら話しかけてもおかしな表情。
心配になった父と母。
隣の部屋にいた私にもきこえてきました。「どうしたの？」はよく使う言葉だったのできにもとめずにいたんです。
次の瞬間、
「フェイ、どこかおかしいの？変だよ？？？」「どれどれ？？」と両親の声。
そして・・・・
「・・・・！！！　　！！！！・・！！！くさ、くさ！このこくさいよ！！」
「くさい？うんたん踏んじゃったとか？」
「いや、そうじゃなくて、・・くさい！！！」
今日カレーなのにやだなあとおもいながら「どうしたの？？」と聞いてみたら、
「フェイ、かめむし食べちゃったみたい・・」
・・・ええええええ！！！
フェイの口のまわりのにおいをかいだ父と母、あきらかにくさむしのそれと認定。
私のところにもつれてきたけど私は「食事中だから・・・」ととりあえず様子はみるもののにおいはかぎませんでした。
そう、フェイってば、かめむし食べちゃったみたいなんです。
そのくささにおかしくなりそうなフェイ。母がだっこから開放すると、「その場がくさい」と思っていたのか、フェイはダッシュ！
そしてとまっておかしな表情。
ダッシュ！別の場所でとまってまたあの表情。
というのをくりかえしていました。
多分からだに害はないとおもうけど、一体どこで食べちゃったのか。食べる前に気づこうよ、フェイ・・・。
１時間ほどフェイは
「どこ！？ここがくちゃいの！？それともこっち！？にゃんでこんなにくちゃいの！！！おーうぇーーー！！くちゃ！くちゃ！！」
といっていそうな動きと表情でした。
吐くんじゃないかとしばらくついてまわったけど大丈夫でした。
かめむしをどこでたべたのか、発見直前のフェイのアリバイは空白。多分奥の廊下だろうということに。さがしたところで食べちゃったのならみつからないし。
家のまわりには古い家とかもおおく、新築や建て直しをすると必ずむしがどこかから入ってしまいます。今回は台風の影響で雨風が強いため虫がはいってしまったんだとおもうけど・・・
よりによってかめむしたべちゃわなくても・・・。
しかたないので食事を終えた私はフェイに
「だからね、フェイ。むしむし食べてもなにもいいことないんだからやめてね。たべちゃだめ」といっておきました。
多分、しばらくたべないんじゃないかな。
今日はそのせいで、その後「虫さがしちゃだめよ。たべちゃだめよ」とみんなにいわれるし、どこにいってもくさいしで災難なフェイでした。
とりあえず猫たち、むしをみつけてもいじったり食べたりしないでほしいのが本音です。ハイ。
それにしてもフェイの「くちゃーーーー」っていううろたえっぷりがちょっと笑うところじゃないけど笑えました。
食事の後私がチェックしたときはもうにおいがしなくて、フェイは毛づくろいをしていたけど、
においがしなくなってからは何事もなかったかのようにぷふんとしてました。
んもう。
とりあえず今日のちゅうはやめとこうかな・・。ふふ・・・・。
おさわがせなフェイでした。